生存記録
僕にあったことを忘れないための目印……
少女の決断
- 2011/11/14 (Mon) |
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近況:イヤホンの延長コードが断線。
授業で作ったやつです。
授業で作ったやつです。
夏が過ぎて秋を感じ始めた頃、海水も冷たくなってきたせいか砂浜に人影はほとんどない。
浜にはゴミがうちあげられ、流木や空き缶、誰かのブーツが打ち捨てられている。
そんな砂浜にセーラー服を着た少女がいるのを、人によっては青春と思うかもしれない。
少女は卒業後の進路を両親から反対されていた。
私立の芸術系の大学に行きたいというと「絶対ダメ!国立しか認めません!」と返されてしまった。
家にいたくなくなり、気づいたら海に来ていた。
近いところにある海には、小さいころはよく家族で訪れていた。
海水浴に来た人の多さ、間違って飲んでしまった海水の塩辛さ、屋台で売っていたいか焼きの味が思い出される。
今はシーズンではないので人は少なく、海にちらほらヨットが浮かんでいるくらいである。
ぼーっと景色を眺めていると、鳥の群れが上空を飛んでいくのが見えた。
鳥と言えば、童話の”青い鳥”が思い出される。
幸せの青い鳥を求めるように、夢を追い求めるさまを「青い鳥症候群」というそうだが、私はつかめない夢を追っているのだろうか。
少女の心に不安が現れる。
国立の芸術大学もあるが、少女がやりたいことは志望の私立大学にしかないのだ。
考えている間に、鳥の姿は消えていた。
ふと、「悩んでいるうちに自分の夢も見失ってしまうのではないか」と不安になった。
「私は夢を追いたい。もう一度お父さんたちと話し合おう」
そう決めると、少女は家への帰路へついた。
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先生からは「この続きを考えてみてください」とコメントされました。
どうにもこれ以上ぬるい展開しか考えられませぬ……;
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