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生存記録

僕にあったことを忘れないための目印……

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猫と針、感想(?)

恩田陸さんの脚本「猫と針」を読みました。
恩田さんは作家さんですが、こちらはCボックスという劇団さんように書かれた戯曲です。

感想としては「これをCボックスではどう演じたんだろう」というのが強かったです。
感想というより印象ですね^^;
私がCで知ってる戯曲は「ケ●ジ先生」なんですが、さわやかなイメージがあるんですよね。
Cの公演を実際にみたことがないのですが、音響の使い方が上手いときいたことがあります。
「猫と針」を読んだとき、音をどうつけたのかと気になりました。
2006,7年くらいに実際に上演したらしいです。

あらすじは、喪服を着た男女5人だったかな…?がドキュメンタリー映画のエキストラとして集まって、お話をする。
男女の中に映画監督がいて、素人くささがほしいからと高校時代の映研メンツに声を掛けた。
撮影前にリラックスしてもらうために話しているのが前半なんですが、そこででた故人の話が・・・て感じですかね。

シリアスです。
笑いの場面は少ないですね。
2時間シリアス劇は、実力が高くないと集中がとぎれてしまいそうなので、うちの劇団ではできないだろうなーと思います。
時間と役者の実力と、なによりこの台本を選ぶ演出がいない気がしますが。
私が所属しているところは、コメディが2割くらいはいっていることがほとんどなので……

中身は小説家らしい感じですね。
うん、恩田色があると思います。偉そうに聞こえたら申し訳ない(´・ω・`)
なにが戯曲らしくないのかって聞かれると感覚なんですけどね……
モノローグの雰囲気かな?
あと、私の中で作家さんというイメージが邪魔するのか、スムーズに脳内で台詞を役者がしゃべらないです。
なんか、不自然?演技くさい?
”読み”をしてみたらかわるでしょうけどね、これは。

ああ、現実的なんだ。
うちの劇団では「演劇だからできる」とか、そういうぶっとんだ設定物が多いので、なおさら感じるのでしょう。
とうぜん「猫と針」もフィクションではあるのですが、絶対ありえない、という内容ではないのです。
だから舞台をイメージしたときに、とても淡々としたものしか私は描けなかった。
実際どう演出したんだろう?
演出で輝きがかわる台本かな、と思いました。

作者も「再演するときは書き直したい」とあとがきにあったので、それも面白そうですね。

戯曲と小説、どっちもフィクションでありえないものを描くことが多いのに、似てるけど別モノなんですよね。
あらためてそんなことを思ったり。
自分を出すのもおこがましいですが、私は細かい描写が書けないので台本形式でお話を書く派です。
小説家さんからすると、ト書きづくしにならないようにすることにまず苦戦するかもしれませんね。
モノローグの扱いとか。
あ、モノローグついでに、台詞を覚えるときってノリだったりするので、短い掛け合いのほうが覚えやすかったりします。
「一人で練習できるからモノローグのほうがいいのでは?」と本著者は考えていたようですが、長台詞って覚えるの大変ですよ(笑)
かつ、一人で客をひきつけるので、喋り方や雰囲気とか、そういう技術も必要になります。
つまり大変なんです!苦笑
私がVDでも短いセリフでポンポンやるのが好きなのもそれかなー


さて、そろそろ寝ますので今日はこのへんで。
おやすみなさいー
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