生存記録
僕にあったことを忘れないための目印……
編集してください
- 2011/04/21 (Thu) |
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ボイスコとして活動してまた1,2年の頃(だったと思う)は、掛け合いの時「編集お願いします!」て言ってました。
けど今は自分でやりたいと思ったりもします。
単純にリテイクの融通が利くので(ぇ
相手の演技によって自分のキャラクターが変わったりしますしねー
歌のMIXはいまだにうまくいきません。
もともとの歌唱がMIXでどうにもできないってのも少なからずあるでしょうけどorz
なので「誰か編集して!」て思いつつ、編集していく内に歌い直したくなってくる罠←
あと残念すぎるアカペラを聞かれるのが恥ずかしいとかね。
で、結局自分で試行錯誤するのです。
歌い手初心者へのMIX講座ってありますけど、最終的には自分の耳で値の調節をしないといけませんし……
歌はなかなかうまくいきません。
むしろ昔の方がよかったかもしれないというorz
なーんか、声がオケとあってないんですよね。
なじんでない、浮いてる感じで気持ち悪い(´・ω・`)
以下、私が編集するとき考えてることっぽいもの。
あいかわらずgdgdなので無駄に長いです←
では歌でなく、VDの編集で気を付けていることは何か。
あくまで私(アサギ)の自論ですけどね。
気を付けるというか、まず逆に編集では何ができるのか。
「音量の調節」「台詞と台詞の間の調節」「エフェクト」「SE・BGMの追加」、といったところでしょう。
★「音量の調節」
基本の一つですよね。
掛け合いなら1・2人くらいですが、企画となると5人以上のボイスコさんから音声が来ることもあるでしょう。
そして、それぞれ録音環境が異なります。
そうなると、音量・音質もバラバラです。
録音形式が同じでも、マイクレベルやマイクとの近さ、ポップガードの有無、環境等々ありますからね。
気持ちよく聞こえるようになるべく揃えましょう。
基本的には編集ソフトで音声ファイルを開いた時の「波形」をみます。
小さすぎず、割れない程度が理想かな。
ただし波形が絶対ではありません。
声質によって、波形より大きく聞こえるor小さく聞こえることがあるからです。
リスナーが音量を小さくすることは可能ですが、大きくするのには限界があります。
それに、それだけ全体的にノイズが目立ってしまいますしね。
小さくまとめずにいきましょう!
最終的には自分の耳で同じくらいに聞こえるよう(もちろん意図的に音量差を出すのは別です)に微調整します。
道案内でもありました。
誰とはいいませんが、波形が小さかったり、そもそも指定した録音形式ガン無視だったりww
波形が小さいとそれだけ音量をあげなくてはならず、ノイズも目立ってしまいますが、もともとノイズが小さかったのでBGMなどでごまかせましたb
録音形式については泣けますが、音質が良い分には問題ないのでこちらも大丈夫でした^^
選考の時点で「音質」「音量」は見ていますので、こちらで対応できそうな方を選ばせていただきましたし。
いいのをお持ちの方が多かったのもうれしい誤算でした^^
あと商店街のガヤ!
メインのセリフの邪魔にならないように、とかなり音量をさげてます。
にぎやかすぎず、でも人気を感じて、聞こえそうで聞こえないくらい……やっぱりこれも自分の耳頼りです。
そうそう、全体を通して同じくらいに聞こえるようにしましょう。
日によって耳の調子が違って、シーンごとに何日か分けて編集し、いざくっつけてみたらバラバラだった!なーんてことにならないようにね!
★「台詞と台詞の間の調節」
「……」という沈黙台詞の時なんか、どれくらいの間をあけるかは編集の好みですね。
そうでなく、普通に話している場合は、やっぱり自分が聴いていて自然に聞こえるかどうかだと思います。
役者がもったいぶるような言い方をしたり、かみつくような言い方であれば、そのように間を変えましょう。
それが会話のテンポとなるのです。
台詞を読む勢いが違うのに、全員同じ間をおいて話し始めたらおかしいでしょう?
おっとりとせっかち。おどおどいう人とズケズケ端的にツッコむ人とかね。
場合によっては、あえて台詞を被せてみると、より自然な感じになったりする気がします。
私はポンポン会話が飛び交うのが好きなので、ハイテンションものだったりしたら台詞と台詞の間をつめますね。
場合によってはAさんとBさんの会話だけでなく、Aさんのセリフの中の間ですらつめます。
ギャグ日3期あたりのを見ていただければいいかと思いますw
何度も聞いて、自然に聞こえるか確かめる!
会話しているように編集しましょう。
道案内では、シーンとシーンではどれくらい間をあけるか悩みました。
あまり近いと区切りがわかりづらい、かといって長いとだれます。
ゆったりとした雰囲気のシーンが多い作品でしたが、会話のテンポは私の好みで構成されてます←
「彼」の台詞の間も結構いじりました。
BGMの長さきっちりにおさめたい!という理由もありましたが、やっぱり自分が聴いていて気持ちいいテンポでしゃべってもらいました。
いいじゃない、一番この作品再生して聴くのは編集者(私)なんだから!!
★「エフェクト」
ノイズを押さえるのもあてはまります。
サウンドエンジンでは「ノイズゲート」というものがありますが、ようはフィルターのことでしょう。
小さなヘルツの部分をごそっと消すことでノイズを軽減させることができます。
私はハイパスフィルターを150くらいで実行して、それからしゃべっている部分にだけ増幅をかけます。
あまりノイズゲートを強くすると、役者さんの声がこもって聞こえるので注意です。
エフェクトはいろいろあるので、お手持ちの編集ソフトで色々試してみてください!
道案内では、エコーとリバーブを多用しております♪
エフェクトの詳細は検索してみてくださいね。
彼が聞こえる声と、彼のモノローグにかけてます。
これは当初からエフェクトをかける予定でした。
三浦さんの「声」に「+ノイズ」をしたのも同じです、これをやりたかった!←
パン振りもエフェクトに入りますかね。
PANはようは「右寄りに聞こえる」「左からだけ聞こえる」といったもの。
道案内では自己満足程度にちょこちょこいじってます。
喫茶店では座る位置を決めて、右に座った人の声は右寄りにしたりしています。
商店街の方がわかりやすいかな?
三浦さんの「声」も激しくふっておりますww
ステレオ万歳!な感じで作っているので、ぜひヘッドフォンやイヤホンで聞いていただきたいです^^
★「SE・BGMの追加」
雰囲気だけでなく会話のテンポにもあうBPMの曲が見つかるのがベストですよね。
作品を通して一貫した選曲が望ましいです。
「癒し系の曲を使っていたのに、突然ファミコンみたいな曲が!今度はヘビメタが!」とか……まあここまできたらネタでしょうけど^^;
選曲や、どこにいれるかは編集する人のセンスなので、あまり言えないですね。
BGMに関してはフェードにするか、カットにするかで大分変りますよー
道案内は主張しすぎない、雰囲気重視でいきましたね。
静かめ、でしょう?←
もうね、選曲が大変でした!
それこそイズキさんとあーだこーだ言って決めたのもあります。
同じ素材屋さんですべてそろえられたらいいんですけどね……それって結構難しいと思います。
いや、今回のような曲が少ないだけかもしれないけれど……
結果的には、いろんな素材屋さんをかけずりまわった甲斐がありました!
SEはリアルを求めてw
ファンタジーでもコメディでもないので、より生活音に近いもの、生音っぽいものを探しました。
ありそうでなかったものもありました。
リアルを求めて、結構こまごまと挿入しております。
ありすぎず、なさすぎず。
そうそう、テンポにかかわりますが、台詞とSEを被せているところが多々あります。
「SEを聞けや!」という場面でない限りは「考えつつも動いているんだよ」とか「時間は流れているんだよ」という意味でこちらもリアルっぽさを出したいのです。
と、それっぽい言い方をしてみる(ぇ
鈴の音は聴かせるために、台詞のないところで流します。
こんな感じ?
そういうこだわりがあると編集も楽しいと思います。
最初は掛け合いとか、3分ぐらいのものがいいんじゃないかな。
最初から長いのに挑戦するとくじけそうになりますよ!;
台本を読んで、こんな演出にしたいーって考えるのも面白いと思います。
他の方の編集のこだわりとか聞きたいものです。
偉そうにだらだら書きましたが、編集のお仕事はしないでしょう。
今は時間もないし、私は台本無視することもあるので、よほど心の広い方でないと「え、なにこれ!?」となるかもしれないので。
時間がかかってもいいし、アサギのセンスで構わないという方なら……いや、編集やってると音声ファイルの
ボイスコさんと共演したい病になるからやめとこう←そもそも依頼人が居ない件
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